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3Dプリンターでばね箸を作りました

こんにちは。

リハビリテーション技術部3階です。

お正月気分が抜け、日常が戻ってきたこの頃ですが、

皆様どのような1月をお過ごしでしたか?
2024年3月にご紹介いたしました3Dプリンターですが、

『ばね箸』のような柔らかい物も作れることはご存じでしょうか?

製作するにはTPUという弾力性のある素材が必要となります。

TPUはスマートフォンのケースなどでも使用されるほど身近で、

当院でも導入されたので『ばね箸』を製作することにしました。

初めて取り扱う素材なので完成まで容易ではなく、

大きさや硬さ、印刷時の温度の調整など試行錯誤を重ねました。

製作開始から2週間が経ちついに完成することができました。
同時に利き手の障害により箸の操作に難渋している患者さんと出会い、

3Dプリンターで製作した『ばね箸」を提案しました。

普通の箸では豆などの細かいもの摘まみが難しい方でしたが、

『ばね箸』を使用することで容易に食事を行うことができるようになりました。

私たちがリハビリを行う中で「こういうのがあるといいな」と思うことは多々あります。

3Dプリンターは 自分たちが想像しているものを形にすること に優れているものです。

また、TPUという新しい素材が入ってきたことで

これからの製作に幅が広がっていくと思います。

今後も3Dプリンターを活用した新しい物作りに取り組み、

患者さんのニーズに答えられる、より良いリハビリの環境作りをしていきます。
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