歯と栄養

看護部ブログをご覧いただきありがとうございます。
 
私は3階病棟所属の歯科衛生士です。

入院患者さんのお口の健康を守るお手伝いをさせていただいています。
 
今回は、歯と栄養についてお話したいと思います。

歯に問題がなく過ごしていると歯の大事さを感じることが少ないかもしれません。

当院に入院されてくる患者さんのお口の中を見させていただくと、

「入れ歯が合わない」「虫歯で痛みがある」「歯槽膿漏で歯を喪失した」等

ケアが必要な方がいらっしゃいます。

このような場合、お食事の形をやわらかくせざるを得ないことや

食事があまり食べられないなど栄養状態に関わってくるケースも少なくありません。
 
しっかり咬める歯が無い場合食べるものが偏るため、栄養バランスが悪くなり栄養状態が悪くなります。

厚生労働省での研究でも「歯が無いこと」「歯肉の健康が不良であること」は

低栄養になるリスクが高いとの報告があります。低栄養状態が継続すると健康状態の悪化、

さらには死亡するリスクも高くなると言われています。

歯の健康を保つことは身体の健康を保つ上でとても大事なことです。
歯を健康な状態に保つために、できることは2つあります。

① 毎日、正しい磨き方で歯磨きをしっかりする
 (正しい磨き方を歯科医院で教えてもらい、技術を身につけましょう)

② 定期的に歯科受診をする
  (痛くなってからの歯科受診では遅いです。歯のメンテナンスと点検を続けることで
  歯の健康が保たれます)
「継続は力なり」

元気なうちから、是非実践してみてください。
 
今年は猛暑で残暑厳しい日々を送っておられることと存じます。

体調に気を付けてお過ごしください。
 
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