初診から放射線治療までの流れ

初診から放射線治療までの流れ

  1. 診察
    診察や検査をさせていただきその所見と、紹介元の先生からいただいた資料とあわせて、治療の適応について放射線治療担当医が慎重に検討いたします。放射線 治療の方針が決定した場合には、外来にて放射線治療担当医が治療内容、治療期間などについて詳しく説明させていただき、患者様に治療の同意をいただきます。
  2. 治療計画(CT撮影)
    実際の放射線治療を行う体位になっていただき、CTを撮影します。治療部位によって、プラスチックのマスクや固定具を作成したり、治療部近くの皮膚にマークや印を記入したりさせていただきます。必要に応じて造影剤を使用することがあります。脳腫瘍などでは、必要に応じてMRI検査を追加させていただくこともあります。治療計画時に撮影された画像データはただちに治療計画装置に転送され、これを使用して放射線治療担当医師が放射線治療の方法を決定します。
  3. 放射線治療
    放射線治療計画で決定された方法で、患者様の病変に放射線を当てていきます。痛みや熱さなどを感じることはなく、麻酔は必要ありません。放射線治療室入室から退出までは、通常の放射線治療だと約10分、ピンポイント照射IMRTなどの高精度治療だと20分から1時間程度の治療時間です。治療中はじっとしている必要があります。高精度治療の際じっとしているのが苦痛な場合には鎮静剤の使用も可能です。
    治療のほとんどは外来通院で可能ですが、患者様の病変の状態によっては入院をお勧めさせていただく場合があります。
  4. 治療終了後の経過観察
    放射線治療はすぐに結果が出るものではありません。治療終了後に副作用が出てくることもあります。そのために、主治医の先生の経過観察に加え、当院でも定期的な経過観察をお願いしております。
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