痛み外来(ペインクリニック)
ペインクリニック科という耳慣れない科ですが、 ペイン(Pain)とは【痛み】のことですから、一言でいうと痛みの治療を専門的に行っている科ということになります。
いたみと交感神経
痛みは、身体に異常が起きていることを知らせる警告ですから、まずその原因を確かめることが大切です。同時に痛みは体に有害な存在ですから、警告の役割が終わったら消えてもらわねばなりません。痛みが続くと、自律神経のバランスが崩れ、ストレスの原因である【交感神経の緊張】が強くなり、血液の循環障害が起こります。このため痛みを引き起こす新たな物質が産生され、痛みがさらに強くなります。放置すると、痛みのために【生活の質(Quality of life:QOL)】がどんどん低下します。ペインクリニック科では痛みをとることと並行して【交感神経の緊張】を抑える治療も行います。